時短レシピを検索する時間の時短に成功した私のオススメ料理本
プリンセスなインナービューティーを目指すれいかです☆今日も美しさに繋がる情報を発信します!
毎日忙しさに追われているにもかかわらず、このブログを読んでくださりありがとうございます。
「あ〜今日のご飯何作ろう。」って毎日考えていませんか?
そんなあなたに向けて、最近出会えたヒット本についてご紹介です。
料理初級者〜中級者または主婦歴5年未満の方に向く本かなと思います。(もちろん本の捉え方次第ですが)
離乳食と大人の食事の作り分けに悩んでおられる方にもうってつけです。
献立を考えるのは面倒くさい症候群
はい。私、家事はとにかくラクしたい派です。
特に料理は得意な方ではありませんので、ネットやSNS上で他人様のスバラシイごはんを目にする度に、自分のごはんのクオリティに自己嫌悪気味になってしまいがちです。
1週間分の献立を決めて、1度のまとめ買い・作り置きしているスーパー主婦もいらっしゃるみたいで、素直に尊敬しちゃいます。
チャレンジしたことはありますが、私には合わないなと悟り、1度でやめました。笑
まとめ買いや、1〜2品の作り置きはいいのですが・・・
1週間分の献立を決めてしまうのは嫌!!
なタイプです。なぜならば、我が家では・・・
夫から「今日飲み会になった」と当日の夕方に連絡が来て、急遽夜ご飯不要になることが週に1〜2日あり、「どうせ自分と娘の離乳食だけなら、今日はキッチンに立つのはやめよう」となるわけです。
なぜならば、
「キッチンに立つ時間より娘とスキンシップとって遊ぶ時間のほうが大切!」だからです。
夫から、ごめんご飯いらないメールがきたら、顔がニヤけます。娘への話しかけるテンションが上がります。張り切って高い高いしちゃいます。
そういうわけで、我が家の場合は1週間分の献立を考えてまとめ買いしたのでは、食材が余ってしまってかえって無駄になりがち。
「ちょっと足りないかも。そのときは買い足そう」位がちょうどいい。
ですので、スーパーへ買い物に行く前は献立を考えず、とにかく旬のもので特売になっている食材や食べたい気分の食材をごっそり買い込み、それから献立を考える
というスタイルをとっていました。
レシピ検索する時間がものすごく嫌いだった
そんなわけで、食材たっぷり冷蔵庫の中身とにらめっこして献立を考えるわけですが、そこから自力で何も見ず作るというスキルも自信もなく・・・。
「なす ピーマン レシピ」
「豚肉 にんじん レシピ」
「鶏もも 簡単 レシピ」
とか・・・逐一、検索です。
ググったり、レシピアプリ見たり。
気持ちと時間に余裕のある日には、
「よし、作り置きしよう!!」と思って、冷蔵庫の中の食材で何が作り置きできるか一生懸命検索して・・・
検索するだけで軽く20〜30分近く費やしていたと思います。
出会えた、一生モノのレシピ本
時短レシピを検索する時間こそ究極に無駄な時間ではないか。
レシピ通り作っているのに、全然料理上手になれないのはなぜ。
と、悶々としていた私は、書店で運命の出逢いを果たしました!
じゃーん!
料理研究家の有元葉子先生著
”レシピを見ないでつくれるようになりましょう。”
正直なところ、私は「名前は聞いたことあるな」くらいで、有元先生のレシピ本は持っておりませんし外見や年齢など詳しいことも存じ上げませんでした。が!シンプルレシピでかなり有名な方で、料理教室もキャンセル待ちが出るほど人気なんだとか。
これは素晴らしい本ですよ。
内容は、写真は少なくほぼ文章です。
野菜や肉魚の炒め方・煮方・焼き方といった基本的な工程について、文章のみで説明されています。
「え、わかりにくいんじゃないの?」とお思いかもしれませんが、この文章のみというのがポイント。
かえって記憶に残りやすいので、実践しやすいです。
有元先生、やり方が上手だわ〜!と思いました。人間の”想像力”をものすごく上手に活用されているなと。
料理は、食欲と密接に結びつくもので、その食欲という人間の生理的欲求に関する想像となると脳はものすごくフルに働き、想像力は200%以上発揮されるものなのだと初めて知りました。
そのくらい、簡単かつ細かいことまで想像できます。
例えば、キャベツの炒め方について紹介されているページがあるのですが、文章を目で追っているだけなのに、
フライパンを熱して油がゆるくサラサラとフライパンの中で流れ踊り、そこにキャベツを入れたときのジュッという音、キャベツの白っぽい薄い黄緑色が、油でツヤツヤと光ってくると濃い新緑のような緑色に変わり、お皿に盛ったときの蒸気の白もや、手のひらをかざすとじんわり水滴ができるほどの熱さ・・・
といった感じで鮮明にイメージができました。
唯一イメージできなかったことは、味です!!
あまりにも美味しくて、ビックリ。想像を超える美味しさ。それは、食材そのものの甘みや食感・口に広がる薫りの美味しさ。
シンプルレシピだからこそ出会える味ですね。
この本には、凝った料理や様々な合成調味料はほとんど出てきません。
それも私好み。極力添加物を摂取したくないので、焼肉のタレやめんつゆ・中華だしなどを多用することは抵抗があります。(簡単に味が完成するのは楽ちんこの上ないですが)
有元先生が塩、醤油、ポン酢といったシンプルで必ずどの家庭にもあるもの。量に関しては「パラリ」とか「少し」など、読者の好みでどうぞというスタンスです。
それはもう全然、一般的なオールカラーのレシピ本とは全く違います。
レシピ本を参考に料理をするとなると、調味料の分量を計ることや中火〇分などと数字や手順ばかりに囚われてしまい、”鍋の中を見て食材の状態を推し量る”という大切なことが随分となおざりになっていたことに気付きました。
著書の中で有元先生はおっしゃられています。
レシピは、道案内のナビゲーションに似ています。ーナビにいつも頼っていると、自分の力でどこへも行けなくなってしまう
レシピに頼らず、自分の力で料理ができるようになりたい私には、うってつけの本でした。
小さな子供にも安心して食べさせてあげられるレシピ
私は食育にかなり関心を持っていて、子供の離乳食には少々気を遣っている方です。
食材そのものの味を楽しんで欲しい、添加物などはマズイという味覚を持ってほしい。
離乳食完了期とはいえ、まだまだ大人おかずのとりわけはできませんので、 毎晩頭を悩ませながら別々に作る日々です。
でも、この本に書かれている調理方法であれば、簡単に取り分けができます!!
味付け前に取り分ければ簡単だし、もうすこし月齢が進めば味付け後でも安心して食べさせることができるなと思いました。
シンプルレシピは、なんて楽ちんなのかしら〜と感激する日々です。
レシピを検索することも減ったので、その分娘との時間が増やせました。
これまでレシピ検索で感じていたストレスが減ったな〜と実感しています。
この本の欠点
たくさん褒めてばかりですが、欠点をあげるとすれば。
- 和食中心なので味の濃い洋食好みの方には合わない
- インスタ映えするようなものは少ないかな・・・
- 素材を活かす分、下ごしらえが面倒なものも多い
- 中華鍋や鉄フライパンでの作り方が書かれているが、それらを揃えるのは一般的な家庭ではなかなか難しそう。(もちろんテフロン加工でも問題なく作れる)
- ほぼ全部文章なので、キッチンに立ちながら読むのには向かない・・・私はスキマ時間に読んで1度大まかに覚えて、キッチンでざっと読み直してから作るようにしています。
- 文章を読みたくない・写真や動画で視覚的にレシピを見たい派の方には向かない
最後に
特別な日のごちそう以外、普段の質素・簡素な(といったら有元先生に失礼かしら)家庭料理の腕をあげるには向いている本だと思います。
素材の活かし方の教科書。家族に色々な料理を食べさせたいと思ったら、やはりレシピサイトやアプリを活用するのが良いです。
でもそれはあくまでも食材の組み合わせやアレンジのレパートリーを増やすためのツールであり、分量や時間に囚われないことを肝に銘じようと思います。
家でいうと、この本は基礎部分。レシピサイトが建物部分。というイメージです。
口にするもので体はつくられます。
料理の美味しさだけではなく、料理という行為自体をハッピーな心満たすものにしてしまえば、体の細胞は大喜び間違いなし!美しくならないわけがないですよね!
以上、オススメのレシピ本紹介でした。
最後まで読んでくださりありがとうございました!